症例｜井上歯科診療所｜熊本県宇城市の義歯（入れ歯）専門の歯医者です。

既製のトレーでは、個々の顎堤吸収の程度に合わせた型取りが難しいので、患者様ごとのトレーを製作するため、まずはアルジネートで簡単な型取りをしました。

患者様ごとの上下トレー

上の精密な型取りをし、口を動かした際に入れ歯が外れないように、筋肉の動きを考慮し、型取りをしました。

上の精密な型取り

下の型取りは噛んだ状態で行います。そのため、まずは噛み合わせの高さをとり、その後、下の精密な型取りをしました。

左：下の精密な型取り

水平的な顎の位置を決定するため、ゴシックアーチをし、左右の顎関節の動きを確認しました。

ゴシックアーチ

人工歯をワックスの上に並べ、前歯の見え方を確認と顆路の測定もしました。

上下すべての人工歯を並べ、お口の中で合わせました。口元の張りや歯の見え方、入れ歯の吸着、噛み合わせの位置、発音等を確認し、微調整しました。

上下の入れ歯をお口の中で微調整をした後、装着しました。

数回の調整後、メンテナンスに移行しました。

【治療】
型取りで抜けてしまいそうなほど動揺の大きい右下1本と、左下3本を抜歯しました。
動揺はあるものの型取りに耐えられそうな歯は保存し、抜歯後すぐに上下の型取りを行いました。
（所要時間：1.5時間）

【入れ歯製作】
模型を製作し、噛み合わせを採るための道具（咬合床）を製作しました。

【治療】
上下の噛み合わせを採り、人工歯の選択を行いました。
（所要時間：1.5時間）

【入れ歯製作】
模型を咬合器に装着し、バネの製作・人工歯排列をしました。バネは見えにくいように、歯頸部よりに製作しました。急ぎであったため、試適は行わず、埋没・填入・割り出しし、入れ歯を完成させました。

模型上で人工歯排列

【治療】
出来上がった下の入れ歯をお口に合わせて調整し、入れ歯をお渡ししました。
（所要時間：2.0時間）

完成した下の入れ歯

【治療】
抜歯と同日に下の仮入れ歯を装着するため、抜歯前に入れ歯製作を開始しました。
上の総入れ歯の型取り、下の入れ歯なしの型取りをしました。
（所要時間：1.0時間）

【入れ歯製作】
上下の模型を製作し、下の噛み合わせを採るための道具（咬合床）を製作しました。

左：下の型取り / 右：下の模型

【治療】
噛み合わせを取り、人工歯の選択をしました。
（所要時間：1.5時間）

【入れ歯製作】
上下の模型を咬合器に装着し、模型上で抜歯予定の左下の歯を削合してから歯を並べ、下の総入れ歯を製作しました。

左：下噛み合わせ取り / 右：下内面調整

【治療】
左下の糸切歯を抜歯しました。抜歯同日に下の仮の総入れ歯を装着しました。
（所要時間：2.0時間）

【治療】
抜歯窩治癒に伴い、顎堤と入れ歯との間に隙ができるため、数回入れ歯の調整を行いました。抜歯窩治癒のため1か月ほど待ってから、本入れ歯製作を開始しました。

【治療】
下の仮入れ歯の型取りをしました。
（所要時間：0.5時間）

【入れ歯製作】
下は仮入れ歯のコピーデンチャーを製作しました。

下コピーデンチャー製作

【治療】
個人トレーを用いて、上の精密な型取りをしました。
（所要時間：1.5時間）

【入れ歯製作】
上の模型を製作しました。上の噛み合わせを採るための道具（咬合床）を製作しました。

左：上個人トレー / 右：上の精密な型取り

【治療】
噛み合わせを採ってから、噛んだ状態で下の精密な型取りをしました。フェイスボートランスファーを行いました。
（所要時間：2.5時間）

【入れ歯製作】
下の模型を製作し、咬合器に上下の模型を装着しました。左右のズレが無いようにするための装置（ゴシックアーチ）を製作しました。

左：噛み合わせ取り / 右：下の模型

【治療】
ゴシックアーチをして、左右のズレを修正しました。
（所要時間：1.5時間）

【入れ歯製作】
下の模型を咬合器に再装着し、前歯の排列をしました。顆路角を測定するための装置を製作しました。

左：ゴシックアーチ / 右：咬合器装着

【治療】
咬合床を試適し、顆路角を測定しました。
（所要時間：1.5時間）

【入れ歯製作】
全部の歯を排列し、入れ歯の形を整えました。

【治療】
全部の歯を試適し、右で噛んでも、左で噛んでも入れ歯ががたつかないように調整しました。（フルバランス）
（所要時間：2.0時間）

人工歯排列

【治療】
再度、歯を並べたものを試適し、入れ歯の吸着、噛み合わせ、見た目、発音等を確認しました。
（所要時間：2.0時間）

【入れ歯製作】
試適した咬合床をフラスコに埋没し、填入・重合をし、入れ歯を完成させました。

入れ歯をフラスコに埋没

【治療】
上下総入れ歯セットしました。入れ歯形態や噛み合わせ等を微調整しました。
（所要時間：2.0時間）

左：上の総入れ歯 / 右：下の総入れ歯

フルバランス：右側方運動時

真っすぐ噛んだ時

フルバランス：左側方運動時

数回の入れ歯調整後、メンテナンスに移行しました。
噛み合わせをフルバランスにしたことで、食べ物をすり潰すことができ、野菜を食べられるようになりました。

【治療】
初診カウンセリング、検査をしました。

【治療】
診断後、上のトレー用の型取りをしました。

【入れ歯製作】
上のトレーを製作しました。

【治療】
上の精密な型取りをし、下5本抜歯しました。その後、下の型取りをしました。

【入れ歯製作】
上下の模型を製作しました。咬合床を製作しました。

【治療】
噛み合わせを取り、人工歯を選択しました。

【入れ歯製作】
ゴシックアーチ装置を製作しました。前歯部を咬合床に排列しました。

【治療】
ゴシックアーチを取りました。下の部分入れ歯を長い間使用してないため、噛む位置は安定していませんでした。
ご自身の歯があった時のような見え方になるように、前歯部の排列を調整しました。

【入れ歯製作】
顆路測定装置の制作をし、咬合床に全部の歯を排列しました。

ゴシックアーチ。タッピングポイントは安定しない。

【治療】
顆路測定、全顎試適を行いました。噛み合わせが安定しないため、どこでも噛めるよう、人工歯排列をフルバランスとしました。

【入れ歯製作】
試適した咬合床をフラスコに埋没し、填入・重合をし、入れ歯を完成させました。

【治療】
上下の入れ歯セットしました。抜歯窩治癒に伴い、顎堤形態が変化しているため、下の入れ歯はリライニングしました。噛み合わせや入れ歯形態を微調整しました。

新しい入れ歯の前方面観

左：新しい総入れ歯 / 右：新しい部分入れ歯

数回の入れ歯調整後、メンテナンスに移行しました。

【治療】
上下のトレー用の型取りを行いました。

【入れ歯製作】
上のトレー、下の咬合床の製作を行いました。

【治療】
上の精密な型取りをしました。

【入れ歯製作】
上の模型を製作しました。

上の精密な型取り

【治療】
噛み合わせを取り、噛んだ状態で下の精密な型取りをしました。

【入れ歯製作】
下の模型を製作、上下の模型を咬合器に装着しました。上下の咬合床の製作とゴシックアーチ装置の製作をしました。前歯部の排列をしました。

下の精密な型取り

左：下の模型上方面観 / 右：下の模型側方面観

【治療】
ゴシックアーチと前歯部の試適をしました。

【入れ歯製作】
咬合器の再装着と顆路測定装置の製作をしました。

ゴシックアーチ

【治療】
顆路の測定をしました。

【入れ歯製作】
咬合床に全部の人工歯を排列しました。

【治療】
全顎試適（3回）入れ歯形態と歯並びを丁寧に調和させる必要があったため、試適を3回行いました。

【入れ歯製作】
試適した咬合床をフラスコに埋没し、填入・重合をし、入れ歯を完成させました。

【治療】
上下総入れ歯をセットしました。

食事時の姿勢が前かがみであったため、姿勢の改善が必要でした。
また、長い間噛まずに飲み込んでいたことから、咀嚼筋が大変衰えていました。しっかり噛むことで咀嚼筋の筋力向上を望みたいと考えています。

【治療】
入れ歯の調整、生活習慣の改善、お口周りの筋力トレーニングを継続しています。

【治療】
バネのかかる歯の形態を整え、上下簡単な型取りをしました。

【入れ歯製作】
上の模型製作と下のトレーの製作をしました。

【治療】
患者様のお口に合わせて製作したトレーを用いて、下の精密な型取りをしました。

【入れ歯製作】
下の模型の製作と咬合床の製作をしました。

【治療】
噛み合わせをとり、人工歯を選択しました。

【入れ歯製作】
模型を咬合器に装着し、メタルフレームの製作と下の歯を排列しました。

【治療】
お口の中に金属床付き咬合床を試適しました。

【入れ歯製作】
ノンメタルクラスプデンチャーを製作しました。

【治療】
下の金属床付きノンメタルクラスプデンチャーをセットしました。

金属のバネを使用しない下の部分入れ歯

3回の調整後メンテナンスに移行しました。